茶道 茶室

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茶道と茶室

茶室は、茶事の主催者(主人、亭主)が客を招き、茶を出してもてなすために造られる施設です。
歴史上、茶室を独自の様式として完成させたのは千利休です。
利休は侘び茶の精神を突き詰め、それまでは名物を一つも持たぬ侘び茶人の間でしか行われなかった二畳、三畳の小間を採り入れ、にじり口をあけた二畳の茶室を造りました。

茶室が単独でポツンと建てられていたら殺風景なものです。茶室に至るまでの空間の演出が大切なのです。

客がいきなり茶室に通されることはなく、まず寄り付きや座敷などへ案内されます。
庭へ出て小さな門をくぐると、茶室までの通り道は、飛び石を配した露地となっていて亭主の心遣いにより打ち水が打たれています。
途中の待合に腰掛があり、ここでしばらく待ちます。迎えでた亭主の合図に従い客は茶室へと向かいます。
茶室の前につくばいがあり、ここで手水を使います。
茶室には、にじり口という小さな入口から、頭をかがめて体を入れます。にじり口に入ってまず目に入るのが床の間です。
墨蹟窓からの光に照らされた床には、四季に合わせた掛け軸、花があしらわれています。通常床前が上座であり正客席となります。夏には風炉が置かれ、冬には炉が切られ、そこが亭主の座る手前座です。手前のための明り取りとして風炉先には下地窓が開けられています。
客が着座すると亭主が勝手口から出てきて挨拶をし茶事が始まります。天井は低く、窓からの光も必要最小限に絞られて、主客ともに茶事に集中します。懐石を戴いた後一旦露地に退出しますが、また茶室に戻り、まず濃茶を一同回し飲み、ついで薄茶を味わった後、客はこの一期一会の場から静かに退出します。

にじり口には頭を下げなければ入れないので、貴人を迎える場合のため、にじり口とは別に貴人口(立ったまま入れる普通の障子戸)を設けることも多くあります。給仕のために勝手口とは別に給仕口をもうける事もあります。

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